菊班作業月報 2010年11月
●種の選別で咲いた懸崖菊
・11月は菊班にとっては1年間の締めくくりである。
・実生畑はウイルス等による劣化を避ける為、定期的に種を蒔き良い品種を選別する欠かせない作業であり、この管理はもっぱらボランティアに任されている。
・今年は江戸菊と懸崖菊の2品種を中心に実施され、今年春に蒔いた種を育てて来た懸崖菊である。
・畑で自然に育てると丸くおわん形になる。
・右の写真は実生畑の全景で、手前に懸崖菊が満開となり、奥に江戸菊が咲き誇っている。
懸崖菊
実生畑の全景
●実生畑の江戸菊
・種から育てたもので1株を2本立とし頂点に2~3花を咲かせ、花全体の生育状況を選別し更に2年間試験栽培され展示用として選択される。
・種まき、新芽摘、脇芽摘みを4月以降ボランティアの手で行って来た。
・一本の挿し芽苗を20~30㎝の高さで芯芽を摘み、2~3芽を育てる。
芯芽を摘み
●片付け
・菊花展の展示が終わり片づけが始まった。
・菊はウイルスが天敵で連作をしないが鉢に付着した土や肥料は洗浄しておかねばならない。
・生育に従い使用した鉢は、ビニポット、3号鉢、5号鉢、7号鉢、8号鉢等々は10,000鉢にも及ぶ。
鉢の洗浄
鉢の洗浄