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グリーンアカデミークラブ

菊班作業月報 2011年10月

●脇芽や蕾の除去

・10月中旬を過ぎると気温も下がり日照時間も短くなって、花芽を着けるようになり、成長も活発で1週間もすると葉の付け根に蕾が沢山出てくる。
・下の写真は実生苗の2年物の江戸菊等で、花の良し悪しを選別する為に育成している。
・株は基本的には根元近くで2本とし、半ばで更に2本の芽を伸ばし、最終的には4本の茎に、各々3花前後の蕾を残し開花を待つことになる。
・出来るだけ大きく良い花を咲かせる為に、不要な脇芽や蕾を除去するもので、夏場の重要な作業である。
  • 芽摘み作業

●誘引作業

・同じく2年物の江戸菊と嵯峨菊等であり、先端の蕾は色づき始めている。
・菊は小菊が改良されたもので、小菊の性格が引き継がれ、葉の付け根には脇芽や蕾が次から次へと出てくる。
・大菊や中菊は先端に出来るだけ大きな花を咲かせる為に、脇芽や不要な蕾を除去し、1輪ないしは数輪を咲かせることから、脇芽欠きや摘蕾が重要な作業である。
・且つ茎は細長く、自立出来ないことから、誘引も大事な作業となる。
  • 芽摘み作業

●蕾摘み作業

・こちらは、今年タネを蒔いた、実生畑である。
・菊はウイルスに弱く、通常は冬至芽を挿し芽して育成する。
・ウイルスから逃れることは不可能で、3年~5年で退化し、花は年々小さくなったり、奇形になったりすることもある。
・実生苗を育成し、良い品種に更新し続ける必要があることから、大変重要な作業となる。
・写真でも先端近くに無数の蕾が確認されるが、この蕾を1茎に3蕾程度に整理するのが10月中、下旬の中心的作業である。
  • 芽摘み作業

●摘蕾作業

・実生畑での摘蕾作業風景である。全体的に、少しずつ色づき始めた。
  • 芽摘み作業

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