■ 大菊の内、厚物、細管、一文字菊は8号鉢で一本仕立で育成される。
別棟で脇芽を取り管理されて来た株は、最後の仕上げをこの管理棟で行い、最終的な脇芽の管理と、
そろそろ着き始める蕾の管理を行うことになる。
写真は最終的な育成管理棟への引っ越し作業風景である。
鉢運び
■ 写真は、実生畑で懸崖菊等の小菊を小さくお椀状に刈り込んでいるところであり、大きなお椀状に育てようとしているものである。
写真下の左側は、その作業の全体風景であるが、小菊は無数の脇芽を持ち、自然に丸く成長はするが、
やはり徒長しすぎると、雨風で倒れみっともない姿となりかねない為に、成長過程で適宜、苅込んだ方が良い。
9月中旬を過ぎると、朝夕は気温が下がり始め、菊の成長は一段と増してくる。 脇芽摘みは益々重要となり、来月一杯まで続く。
小菊剪定1 |
小菊剪定2 |
■ 写真は、一般に使われているシュロ縄であるが、わざわざ2m前後に切り、撚りをほぐし、伊勢菊の仕立に使用する。
古来からの伝統的仕立てに沿うもので、情緒ある雰囲気をかもし出す材料である。
シュロ縄 |
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