作業日記 菊 班 作業月報 11月

作成日 : 2012年11月28日(水)

11月1日〜15日に開催される菊花展に合わせて育成してきた菊も、20日を過ぎると、まだ満開状態ではあるが、

来年又良い花を咲かせる為の準備が始まる。




展示用に鉢で育成した厚物大菊であるが、根基で花茎を切り取り、根基から沢山出ている冬至芽を冬越しさせる。



新種を選別する為に育成してきた実生畑であるが、新宿御苑として保存すべき花を選別し、

鉢に移植して花茎を切り取り、冬至芽を育成する。選別されなかったものは、根こそぎ引き抜き、処分となる。




 実生畑において根基に伸びた冬至芽である。根の着いた冬至芽を切り取りそれをポットなり、

鉢に移植して育てても良いが、来年5月連休明けに冬至芽の穂先を更に挿し芽して、それを育成するのが良い。



花茎を切り取り、増し土を施し越冬させる。このまま来年春まで冬至芽を育てる。



菊花壇展 2012

今年は夏場の気候によるものか、若干開花が遅く、見ごろは10日前後となった。花も例年と比べ少し見劣りがする。

一方、背景は紅葉が早まり、菊花展としては例年より秋らしい雰囲気があり、良かった一面もある

 新宿門に展示された大造りと小菊 

日本庭園の路地花壇



 懸崖菊

右:伊勢菊  中央:丁子菊  左:嵯峨菊



 大造り 

江戸菊 



 肥後菊

大菊 厚物


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