■ 11月1日〜15日に開催される菊花展に合わせて育成してきた菊も、20日を過ぎると、まだ満開状態ではあるが、
来年又良い花を咲かせる為の準備が始まる。
展示用に鉢で育成した厚物大菊であるが、根基で花茎を切り取り、根基から沢山出ている冬至芽を冬越しさせる。
新種を選別する為に育成してきた実生畑であるが、新宿御苑として保存すべき花を選別し、
鉢に移植して花茎を切り取り、冬至芽を育成する。選別されなかったものは、根こそぎ引き抜き、処分となる。
実生畑において根基に伸びた冬至芽である。根の着いた冬至芽を切り取りそれをポットなり、
鉢に移植して育てても良いが、来年5月連休明けに冬至芽の穂先を更に挿し芽して、それを育成するのが良い。
花茎を切り取り、増し土を施し越冬させる。このまま来年春まで冬至芽を育てる。
菊花壇展 2012
■今年は夏場の気候によるものか、若干開花が遅く、見ごろは10日前後となった。花も例年と比べ少し見劣りがする。
一方、背景は紅葉が早まり、菊花展としては例年より秋らしい雰囲気があり、良かった一面もある
新宿門に展示された大造りと小菊
日本庭園の路地花壇
懸崖菊
右:伊勢菊 中央:丁子菊 左:嵯峨菊
大造り
江戸菊
肥後菊
大菊 厚物