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グリーンアカデミークラブ

菊班作業月報 2010年3月

●冬至芽

・菊の管理作業としては、まだ休眠期で鉢が乾燥し過ぎない程度の水やり位である。
・しかし、休眠期とは言え新芽は少しずつ成長をしており、2月現在写真のごとく春のいぶきが感じ取れる状況である。
・写真は、昨年咲かせた親株を、根元で切り取り、冬を越させたもので親株の周りに新芽(冬至芽)が出て来た状況である。
・5月の連休ころまでこのまま育成し、穂先を挿し芽することになる。
  • 冬を越させた親株と新芽

●準備作業

・梅の花も終わり、日に日に暖かさが感じられる頃だが、菊にとってはまだ休眠期で冬至芽はゆっくりと成長している。
・ボランティア作業としては裏方の準備作業が始まっていると言う段階である。

●ラフィア

・写真は、ラフィアと呼ばれる誘引用の紐で、植物の繊維を乾燥させたものである。
・日本には無く、輸入品で、南米・マダカスカルに自生するヤシ科の植物である。
・乾燥させ梱包されているが、長さもバラバラで使い易いように一本一本を長さを揃えて束にし、水を含ませて吊るし、真直ぐに伸ばして、乾かしたものを保管する。
・夏~秋に向けて、菊が成長するに従い誘引を繰り返すことになる。
・育成期間は、そのまま使用するが、正式に菊花を展示するにあたっては、黒色に染色したものを用いる。
・又、以前にはラフィアは接ぎ木の際の固定にも使用されていたが、最近ではビニール製品が使用されることが多い。
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