■ 2月となると温室内の気温は温かさを増し、鉢一杯に伸びた冬至芽も、長いものでは5〜6cmになって来た。
4月中旬までこのまま育成し(一般では5月)穂先10p位を挿し芽し、仕立てていくことになる。
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■ 真右:細く長い繊維状のものは、ラフィアと呼ばれている誘引材料である。
南方系の植物の葉を乾燥させたものである。マダカスカル、インドネシア等に生育するが、品質の良さから、
日本に輸入される80%以上がマダカスカル産である。ヤシの一種で、通常の葉の先から更に写真の様な細く
長い葉が伸び、それを採取したもの。防虫剤が塗布されている為、洗浄しているところである。
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■ 水洗い後、水切りをし、一本一本バラバラにし、長さ、太さが揃ったものを20〜本ずつまとめ、誘引作業の際に
使い易いようにしておくことが目的である。
冬場の作業は、支柱の洗浄・整理、ラフィアの用意等が中心となるが、挿し芽の為の温室が活用でき、温かく作業が
できて有難い。3月には挿し芽の準備が始まり、温室内の清掃・殺菌が始まり、以降は外部での作業となる。
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