作業日記 菊 班 作業月報 03月

作成日 : 2013年03月26日(火)

真冬の陽だまりを活用して、鉢底に利用する麻布をカットする作業中の様子である。

材料は約15p幅の麻布テープで、本来は樹木の保護材として、又保温用に使用されるものであるが、植物繊維で

自然に優しく、ビニールポット、や5号鉢の鉢底用に活用している。  

麻布テープを縦に半分に割り、更に7p四方にカット、約4000〜5000ヶを用意する。


 

伊勢菊、嵯峨菊、丁子菊等の展示用に使用する篠竹に、黒ペンキを塗布しているところである。

菊の大半は、自立できない為に、支柱が必要となるが、展示に際して目立たないように、黒ペンキで化粧する。


 

菊は、基本的には挿し芽で株を更新していくが、ウイルスの媒介から逃れることは難しく、5年前後で退化する。

その為に、適宜種を蒔き、新しい品種を求めて行かねばならず、毎年数品種の種を蒔き、畑で育成している。

写真は、種蒔き用のトレイを洗浄しているところであり、用土はバームキュライトを使用するので、基本的には

ウイルスの感染はないと言えるが、トレイの保管中の土埃等による感染を嫌い、念の為洗浄する。


 

冬至芽もかなり伸びて、4月下旬の挿し芽を待っている。

先端は新芽で青々としているが、株元の古い葉は黄色く枯れたり、病気が出たりして痛んでいるものもあり、

腐敗を防止する為に丁寧に摘み取っている。


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