■ 菊の管理作業としては、まだ休眠期で鉢が乾燥し過ぎない程度の水やり位である。
しかし、休眠期とは言え新芽は少しずつ成長をしており、2月現在写真のごとく春のいぶきが感じ取れる状況である。
次の写真は、昨年咲かせた親株を、根元で切り取り、冬を越させたもので親株の周りに新芽(冬至芽)が出て来た状況である。
5月の連休ころまでこのまま育成し、穂先を挿し芽することになる。
冬を越させた親株と新芽 |
■ まだまだ寒い時期ではあるが、虫の活動は始まっており、害虫の代表格である葉もぐり蝿の幼虫により被害を被った様子である。
今のところは、1株に数枚の葉が被害を受ける程度であるが、放置するとネズミ算式に増加する為、早めの駆除が大切となる。
この幼虫は表皮の中に潜りこみ、身を隠している為、薬剤が効きにくく手作業で葉とともに摘み取ってしまうことが最も効果的である。
この幼虫による被害状況は表皮に幼虫が歩いた跡が曲線模様となることから容易に発見できる。
幼虫が歩いた跡 |
■ 下の写真は、葉もぐり蝿によって被害を受けた葉の除去作業を行っているところである。葉もぐり蝿は、
取っても、取っても繰り返し卵を産みつける為、開花の時期までこの作業は続く。
虫のついた葉の除去作業 |