作業日記 菊 班 作業月報 2010年4月

 大菊はウイルスに犯され易く、5年位のサイクルで更新する必要性がある。

  新宿御苑では毎年数種の種を蒔き、2年間挿芽で育成し、花の状況を確認して、

  3年目に展示用として育成される。


懸崖菊の種

 種まきはバーミキュライトを敷いた種まき皿に1粒ずつを撒く。


種まき

 基本的には、種まきは桜の花が散る頃である。1週間で発芽する。


2週目の発芽状況

  挿し芽については、本来は5月連休以降であるが、新宿御苑では温室で

    管理することもあって4月中〜下旬に行う。

    挿し芽苗を鉢上げする時の用土に混ぜる腐葉土の準備が始まる。

    昨年作った腐葉土を篩(ふるい)にかけ、未発酵のものを除去する。


腐葉土作り

 菊にとっては、ウイルスを媒介するアブラムシ、ハダニハモグリバエ等は最大の天敵である為、

   育苗棟周りの除草は欠かせない年間作業である。


除草作業

03月 作業日記 05月

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