■ 大菊はウイルスに犯され易く、5年位のサイクルで更新する必要性がある。
新宿御苑では毎年数種の種を蒔き、2年間挿芽で育成し、花の状況を確認して、
3年目に展示用として育成される。
懸崖菊の種
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■ 種まきはバーミキュライトを敷いた種まき皿に1粒ずつを撒く。
種まき
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■ 基本的には、種まきは桜の花が散る頃である。1週間で発芽する。
2週目の発芽状況
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■ 挿し芽については、本来は5月連休以降であるが、新宿御苑では温室で
管理することもあって4月中〜下旬に行う。
挿し芽苗を鉢上げする時の用土に混ぜる腐葉土の準備が始まる。
昨年作った腐葉土を篩(ふるい)にかけ、未発酵のものを除去する。
腐葉土作り
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■ 菊にとっては、ウイルスを媒介するアブラムシ、ハダニハモグリバエ等は最大の天敵である為、
育苗棟周りの除草は欠かせない年間作業である。
除草作業
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