作業日記
菊 班 作業月報 09月
作成日 : 2011年09月27日(火)
■ 7月〜9月にかけては、実生畑での単純な作業が続く。
9月にもなると先端から脇芽が盛んに出てくる。
菊の原種は小菊であり、改良を重ねて大輪にしたもので、小菊の性格は消えてはおらず、
盛んに脇芽を出し、数多くの花を付けようとする。そのまま放置し、全ての花芽を咲かせると
花径が小さくなる為に脇芽を制限し、大輪の花を咲かせるようにする。
脇芽欠き作業
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■ 実生畑の菊は根元近くで2芽にし、それを成長させ最終的には、
1芽の先端に花の種類によって異なるが、1〜3輪の花を咲かせる。
10月に入ると先端に蕾を持つが、9月の段階ではまだ成長を続けることから、先端の2〜3芽を
残し予備の芽を残している。他の脇芽は取り除いてしまう。1芽を伸ばせば良いのであるが、
害虫の活動も活発で芽の先端がダメになることを考慮して予備の芽を残している。
脇芽欠き作業
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■ 中〜大輪の菊は、背丈が1〜2mにもなり、茎径も細く、自立出来ない。
その為に必ず誘引が必要となる。9月に入り、夜間の気温が涼しくなると、成長も早く
1週間で20p近く伸びるものもある。毎週、芽摘みと誘引は欠かせない作業である。
脇芽
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